シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
一般力学1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Mechanics 1
授業コード Class code
9976201
科目番号 Course number
76PINAS103

教員名
東平 光生
Instructor
Terumi Touhei

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
2023/First Semester
曜日時限
月曜1限
Class hours
Monday / first period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
ハイフレックス

概要 Description
一般力学は,力の作用が物体の運動状況をどのように変化させるかを扱う学問である.重力などの力がどのようにして生じるかについては問わない.また扱う
対象の空間スケールは,日常生活で遭遇するレベルであり,原子や分子のサイズのようなミクロな空間スケールは除外する.また物体の運動速度は光速よりも遥かに小さいものとする.このような制限によっても,一般力学はすべて工学を学ぶ学生の基礎であり,土木工学における設計をはじめ,さまざまな分野で応用される.
一般力学を理解するためには日常経験から得られる直感を大切にし,しかも
豊富な問題演習が不可欠である.こうした力学に対して,講義形式で授業を行う.また8回目と15回目の授業では,各自で到達目標の達成度の確認を行う.また,演習レポートの提出が義務づけられる.上記の内容に関する試験において,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する.
目的 Objectives
一般力学の学習を通して,理工系学生に必要な力学の知識と,次年度以降に求められる専門科目の理解の基礎を養成する.特に力学現象を数学的に記述し理解する能力を養うことが重要である.
到達目標 Outcomes
1. 力とは何かおよび力の釣り合いを理解し,説明できる.
2. 位置,速度,加速度を数学を用いて説明できる.
3. Newtonの運動法則を説明できる.
4. 運動方程式を記述し,そこから得られる現象を説明できる.

[ 土木工学科が定める学習・教育目標との関連]
 上記の[到達目標]は下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
目標 (A) 土木技術に必要な数学,物理,情報技術などの基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
基礎学力
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業で明示したレポートは期限までに必ず提出する.中間試験と定期試験に合格するのみならず,レポートの提出が完備することが単位取得の要件である.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
予習復習内容はシラバスに沿って行うこと.特に復習は関連するtextの問題を解くことで行うこと.また,LETUSも注意深く見ること.
成績評価方法 Performance grading policy
定期試験40% 中間試験 40% 小テスト20%で評価する.ただし,レポート提出が不備の場合は単位は認めな

フィードバック
理解確認試験は返却し,その解説を行う.小テストの結果から自己学習の進捗を確認すること.








学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
第5版  基礎物理学 原康夫著  学術図書出版社 ISBN 978-4-7806-0660-7
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
特に指定しない.

授業計画 Class plan
1   力学について
力学の歴史.Newtonの業績とは何か? 力学と現代の科学技術について,基本的な事柄を理解する.

2   力について
 力とは何か? その表し方.力の合成と分解について,必要な数学概念とともに理解する.

3. 位置,時間,質量
 力学現象を記述するのに必要な質点の位置,時間,質量について概念を理解する.また単位と次元についても理解する.

4. 質点の直線運動 
 質点の直線運動の記述について学ぶ.数学がどのよう生かされているかを理解する.

5. 質点の曲線運動 
 質点の曲線運動の記述について学ぶ.質点の位置の表現にベクトルが用いられることを理解する.また円運動を理解する.

6  Newtonの運動法則
 Newtonの運動法則を理解する.
  
7  放物運動
 Newtonの運動方程式の具体的な適用事例として放物運動について理解する.
    
8. 到達目標の達成度の確認
 これまでの学習内容に関する問題を解くことができる.

9  到達目標達成度各自の確認,雨滴の落下
 各自で到達目標がどの程度達成されたかcheckする.
 Newtonの運動方程式の具体的な適用事例として,速度に依存する抵抗を受ける雨滴の落下について理解する.

10 ばねに繋がれた質点の運動
 ばねに繋がれた質点の運動をNewtonの運動方程式を用いて記述することを理解する.

11 振り子の運動
 Newtonの運動方程式を用いて振り子の運動を記述することを理解する

12 仕事とエネルギーおよび運動量 
 仕事の意味,エネルギの意味を理解する. 運動量の意味を理解する.これらを
用いた力学現象の問題を解く.

13 慣性系
 慣性系の意味を理解する.遠心力とコリオリ力を理解する.

14. 到達目標の達成度の確認
 これまでの学習内容に関する問題を解くことができる.
  
15.  到達目標の達成度の確認
到達目標の達成度を確認し,自身の現状を把握する


  


授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし.