教員名 : 中川 智之
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
解析学1及び演習 (1組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Analysis1 and its Exercises (1組)
授業コード Class code
9963294
科目番号 Course number
63MAANA101
教員名
石井 晶、山口 光、中川 智之
Instructor
開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
曜日時限
水曜1限、木曜3限
Class hours
開講学科・専攻 Department
創域理工学部 情報計算科学科
Department of Information Sciences, Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
3.0単位
授業の方法 Teaching method
講義/演習
Lecture/Seminar 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
対面授業
概要 Description
1変数関数の微分法・積分法を学ぶ。
目的 Objectives
解析学の数学としての枠組みを理解し、将来各分野で解析学を使用するための基盤を作る。本学科におけるディプロマポリシー「情報科学分野に応じた基礎学力と、その上に立つ専門知識」を身につけるための科目である。
到達目標 Outcomes
解析学への視野を確立することが広い意味の目標であるが、成績評価としての到達目標は、基礎的な計算をマスターすることを中心とする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
基礎学力(専門)/問題発見および解決能力
履修上の注意 Course notes prerequisites
講義で扱う内容は高度なものも含み、一年間の努力で理解できるものばかりでない。しかし演習の課題は到達可能な範囲で選ばれており、手を動かして課題を解くことは重要である。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
予習と復習を合わせて週5時間を目安とする。
特に各回の講義内容の復習を行い、演習時に配布される問題を繰り返し解くこと。 成績評価方法 Performance grading policy
中間試験30%、到達度評価・定期試験50%、および演習の時間20%(演習・レポート等)の割合で評価を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
[教科書] 「微分積分学」 笠原皓司著 サイエンス社、1974年発行、978-4781901084
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
[参考書] 「微分積分学」 高橋渉著 横浜図書、1999年発行、978-4946552007
授業計画 Class plan
1 1変数解析学の概要
情報科学科で学ぶ数学の中での1変数解析学の位置づけなどについて学ぶ。 2 収束の厳密な扱い イプシロン・デルタ論法による収束の定義について学ぶ。 3 収束についての論証 収束の定義に基づき、高校までで学んだ結果の厳密な証明を行う。 4 連続関数とその性質 関数の極限と連続性について結果を厳密な論証により導く。 5 微分の意味と高階微分 線形近似としての微分と、高階微分の計算法およびその応用について学ぶ。 6 テーラー展開 厳密性を求めずにテーラー展開を行う。近似や無限級数としてのテーラー展開に馴染む。 7 テーラー展開の応用 テーラー展開を微分方程式その他への応用と、複素関数論への発展の概観について学ぶ。 8 不定積分の計算【対面授業】 不定積分が「計算できる/式が書けない」関数の例により、不定積分の意味を考える。 また、これまでの結果の理解度を中間試験により評価する。 9 有理関数の不定積分 部分分数展開による有理関数の不定積分と、その他いくつかの不定積分の例を学ぶ。 10 定積分の漸化式とその応用 定積分についての漸化式を導くテクニックと、その応用について学ぶ。 11 広義積分とその収束 広義積分の定義と、広義積分の収束を判定する定理、その他のテクニックについて学ぶ。 12 広義積分の応用 広義積分まで必要になるものを中心とした特殊関数を紹介する。 13 級数の収束 無限級数の収束に関する条件収束・絶対収束・正項級数などの概念を紹介する。 14 収束半径の判定 テーラー展開の収束半径を意識してのべき級数の収束性判定について学ぶ。 15 到達度評価【対面授業】 これまでの理解度を到達度評価・定期試験により評価し、まとめを行う。 演習は講義と完全に平行して行うわけではなく、何回かの演習を1ブロックとしてテーマを選び、テストとそのフォローを含みながら行う。 [ ]内は準備学習(以下「準備」)、復習に必要な時間の目安 1(準備)[1時間] 高校範囲の微分積分の内容を復習する。 (復習)[2時間] 演習時に配布される問題(以下「演習問題」)を解き直す。 2(準備)[1時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[2時間] イプシロン・デルタ論法を覚え、演習問題を解き直す。 3(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] イプシロン・デルタ論法を利用して演習問題を解き直す。 4(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 5(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 6(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] テーラー展開の方法を覚え、演習問題を解き直す。 7(準備)[2時間] 「テーラー展開」という言葉について調べ、応用面に目を通す。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 8(準備)[4時間] これまでの内容をおさらいし、教科書や演習の問題を解く。 (復習)[3時間] 中間試験を解き直す。 9(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 不定積分のアルゴリズムを覚え、演習問題を解き直す。 10(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 11(準備)[2時間] 関数の極限の内容を復習する。 (復習)[3時間] 広義積分の定義を理解し、演習問題を解き直す。 12(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 13(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 14(準備)[2時間] 教科書の該当ページに目を通しておく。 (復習)[3時間] 演習問題を解き直す。 15(準備)[4時間] これまでの内容をおさらいし、教科書や演習の問題を解く。 (復習)[3時間] 到達度評価・定期試験を解き直す。 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし
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