生命科学入門

Introduction to Life Science

9960G12

L2NATURb01

鈴木　智順

2023年度後期

水曜5限

創域理工学部（一般教養科目）

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology

2.0単位

講義

Lecture

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対面授業/On-site class

これからの理学、工学、薬学の分野では生物学との融合がより一層大事になってくる。そのためには生物学的な素養の涵養が重要になってくる。また、バイオテクノロジーの進展など、現代の生物学はわれわれに多くの恩恵をもたらしつつあるが、他方、地球環境の悪化など、解決しなければならない複雑な問題を抱えており、生物学の果たす役割は大きい。そこで、この授業では、生物学の基礎、特に生物の一様性と多様性、生体物質、細胞の構造と機能、代謝、遺伝、生殖、進化を中心に概説する。

将来、社会人として必要な生物学の基本的知識を身につける。

本授業の受講により、下記「授業計画」の各項目について充分な説明ができるようになる。

MA:基礎学力（諸分野の知識）/基礎学力（横断的俯瞰能力）/研究者倫理　PH:一般教養の習得とコミュニケーション能力および理科教育に関する能力　IS:教養　BS:一般教養学力　AR:基礎教養能力　CA:論理構成力・横断的思考力・課題発見力/教養・倫理観・コミュニケーション力　EE:チーム能力　IE:教養学力　ME:一般教養・基礎学力/問題解決能力　CV:多面的な素養

高等学校で生物の未履修者は初歩的な参考書を購入して予習をしておくこと。

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各回の授業の前に、LETUS各トピックに掲載のファイルをよく読んで、必ず予習すること（毎回１時間程度）。
各回の授業後はシラバスの各項目について説明ができるよう充分に復習をすること（毎回１時間程度）。

試験および授業に対する積極的な態度

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

「理工系の基礎　生命科学入門」　丸善出版
「生物 - 生命科学のための基礎シリーズ」　実教出版
LETUSに資料を掲載します。

1　生物の一様性と多様性
生物の特徴、生物の系統

2　生命の起源
生命誕生のステップ、生体成分の起源、RNAワールド、細胞の起源

3　細胞
生体膜、輸送、原核細胞、真核細胞、オルガネラ、情報伝達

4　生体を構成する分子
酵素、ビタミン、核酸

5　代謝とエネルギー
代謝、ATPの役割、異化、同化

6　呼吸
解糖系、発酵、TCA回路、電子伝達系

7　光合成
光合成と生物の進化、光合成電子伝達系、カルビン回路

8　遺伝情報の複製
セントラルドグマ、半保存的複製、岡崎フラグメント、テロメア

9　遺伝情報の発現（１）
転写、翻訳

10　遺伝情報の発現（２）
転写制御、翻訳制御

11　細胞の分裂と生殖
体細胞分裂、生殖、減数分裂、配偶子形成

12　生物の歴史
カンブリア爆発、大量絶滅、細胞内共生説

13　進化のメカニズム
自然選択説、突然変異、種分化

14　分子進化
中立説、分子時計、進化速度、分子系統樹

15　到達度評価

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