シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
健康・スポーツ科学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Introduction to Health and SportsScience
授業コード Class code
9960188
科目番号 Course number
L2IDHSPn07

教員名
清岡 智
Instructor
Satoru Kiyooka

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023/Second Semester
曜日時限
金曜5限
Class hours
5th class, Friday

開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)

概要 Description
身体活動の必要性を正しく理解し、健康寿命を延ばすための運動処方について学ぶ。
健康関連体力の測定、評価、必要な処方内容について組み立てることができる。
目的 Objectives
生活習慣病、メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドロームなどが大きく問題視されている現代社会において、理工学系技術者として健康で有意義な生活を送り、社会に貢献していくためには、正しい認識のもとに運動処方を実践していくことが肝要である。本講義において、この「運動処方」をキーワードとし、各自がこれからの人生においてQOLの高い生活を過ごしていくための理論を学び、実践できるようになることを目的とする。本学の教養教育の目標すべてに関わる内容であるが、特に「課題を自ら発見し、主体的に考え、解決に取り組むための論理的思考力」「正解のない課題に対しても積極的に挑むための判断力・行動力」「心身ともに自己管理する能力」を培うことを目的とする。
到達目標 Outcomes
健康に関連の深い体力要素を知り、それぞれの効果的な運動処方について説明できる。そして理工学技術者として健康な生活を営んでいくために必要な運動処方を実際に組み立てることができるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
MA:基礎学力(諸分野の知識)/基礎学力(横断的俯瞰能力)/研究者倫理 PH:一般教養の習得とコミュニケーション能力および理科教育に関する能力 IS:教養 BS:一般教養学力 AR:基礎教養能力 CA:論理構成力・横断的思考力・課題発見力/教養・倫理観・コミュニケーション力 EE:計画・遂行・継続能力 IE:教養学力 ME:一般教養・基礎学力 CV:多面的な素養
履修上の注意 Course notes prerequisites
身体組成、有酸素能力、筋力、柔軟性などの健康度測定を実施するので、了承のうえ履修すること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
-

準備学習・復習 Preparation and review
事前に指示された内容について、自ら調べ、自分の意見を整理して[1時間程度]授業に臨むこと。
各回の講義内容を十分復習し、運動処方が組み立てられるよう理解を深めておくこと[1時間程度]。
成績評価方法 Performance grading policy
到達度評価(運動処方についての基本的な理解度を評価する)60%
レポート(健康度測定結果をもとに各自の運動処方メニューを組み立てる)40%
(レポートは第13週目あるいは第14週目に提出)
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「健康寿命を延ばすためのひと工夫」・清岡 智・学文社・2018年・ISBN978-4-7620-2766-6
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
特に指定なし

授業計画 Class plan
1.ガイダンス
  シラバスを提示し、この授業の特徴について理解する。
2.スポーツ科学からみた健康
  運動処方の必要性、QOLの高い健康の概念、健康関連体力について理解する。
  (準備学習)運動処方の必要性について調べ、意見を整理する。
  (復習)生涯において運動の必要性を論じることができるようにする。
3.わが国の健康施策の変遷の理解と各自の日常の身体活動量の把握
  厚生労働省が提示した指針をもとに、各自の日々の身体活動量を知ることができる。
  (準備学習)厚生労働省の健康づくりの指針(変遷も含)について理解できるようにする。
  (復習)健康づくりについて理解を深め、自分の活動量を知る。
4.スポーツ科学からみた運動の仕組み
  運動処方の知識を深めていく上で必要となる運動の仕組みについて理解する。
  (準備学習)運動の仕組みについて理解を深める。
  (復習)運動強度と生体の反応について説明できるようにする。
5.健康度測定の説明と健康寿命を延ばすためのひと工夫
  健康関連体力の測定方法が理解できる。
  (準備学習)健康関連体力の測定方法についていくつか調べておく。
  (復習)測定の内容、方法について理解を深め、ひと工夫に必要な測定に備えた準備をする。
6〜7.健康度の測定
  健康関連体力の要素について、健康度を測定する。
  (準備学習)測定に必要な準備をする。
  (復習)測定結果について、自分の健康度を自ら考察する。
8.健康度測定結果の考察と日常の消費カロリー量の把握
  測定結果を日本人の標準値や維持目標値などと比較検討し、自分の健康度が理解できる。また、第3週に行った活動量に加えて日常の消費カロリーを計算することができる。
  (準備学習)測定結果をもとに健康を増進するために必要な処方を考える。
  (復習)自分の健康度の現状について把握し、必要な運動処方について考察する。
9〜11.運動処方論
  健康関連体力の要素について、留意すべきことや効果的な運動処方が理解できる。
  (準備学習)健康関連体力の各要素について留意すべき内容を調べ、整理する。
  (復習)各要素の留意点について説明できるようにする。
12〜13.運動処方における安全管理
  運動処方の組み立てに必要な、スポーツ外傷・障害、救急法や内科的応急処置などが理解できる。
  (準備学習)スポーツ活動中に多い傷害について調べ、対策法を考える。
  (復習)症例ごとの正しい応急処置について説明できるようにする。
14.運動処方のまとめ
  一般的な運動処方の組み立て方をまとめとして理解する。
  (準備学習)13週に亘って学んできたことをもう一度整理する。
  (復習)健康づくりのための運動処方について理解を整理する。
15.到達度評価

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
看護学校講師(保健)
運動療法士(病院)
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本科目は、教育職員免許状取得に必要な文部科学省令で定める科目「体育」に該当します