シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
機械設計1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Machine Design 1
授業コード Class code
994535V
科目番号 Course number
45BADET201

教員名
宮武 正明
Instructor
Masaaki Miyatake

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
曜日時限
月曜3限
Class hours

開講学科・専攻 Department
工学部 機械工学科

Department of Mechanical Engineering, Faculty of Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site class

到達度評価試験は、対面にて実施します。

概要 Description
機械設計は、人間社会で必要とする総ての産業分野の機械システム、装置、機器などを、新しく創造し、これらを工業製品としてその生産を実行するための解析と総合を行う実践の工学である。本講義では、機械設計に必要となる材料の性質、工作法、設計標準などの基礎事項を理解させた上で、機械構造体を形成する機械要素の具体的知識とその設計法について習得することを目標としている。この授業を受けることにより、企業における設計開発業務に必要となる基本的能力を涵養することができる。
目的 Objectives
本講義では、機械設計に必要となる材料の性質、工作法、設計標準などの基礎事項を理解させた上で、機械構造体を形成する機械要素の具体的知識とその設計法について習得することを目的とする。
到達目標 Outcomes
この授業を受けることにより、企業における設計開発業務に必要となる基本的能力を涵養することができる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
専門基礎力
履修上の注意 Course notes prerequisites
本講義は機械設計2と合わせて完結するので、両方共に組にして履修の必要がある。本講義を受講するに際して、工業力学および演習の受講が必須である。工業力学および演習を受講していない場合、履修できない。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
本授業を受講するに際しては、物理(力学)を十分に理解していることが求められる。本授業に関して、シラバスに従って、指定教科書の必要箇所を読んで予習することも必要であるが、物理(力学)に関する理解が不十分である場合は、そこに立ち返って復習しておくことを強く推奨する。なお、授業中に解いた例題および出題された練習問題、レポートは自分自身で解き、そこで生じた疑問点については、教書書をよく読んだり、教員に質問することにより、不明箇所を残さないように復習しておくことが必要である。例題、練習問題、レポートは、全て試験勉強に繋がります。単に解くこと、提出することを目的とするのではなく、試験勉強のために行う、という目的を持って実施すること。
成績評価方法 Performance grading policy
期末の到達度評価試験の成績により評価する。ただし、レポートや演習課題実施の場合は、それらの得点も加味して評価する。成績に占めるレポート課題などの評価の割合は最大5%とする。成績評価の対象となるには、全講義回数の2/3以上の出席が必要である。出席に関する不正行為については厳しく処分する
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
機械設計: 機械の要素とシステムの設計
2023年夏頃に改訂版の発行を予定しているようなので、書籍の購入は後期開始時としてください。
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
以下の参考書は、一例です。材料力学、工業力学については、図書館、書店などで、自分に合うものを探すようにして下さい。
①機械要素設計(実教出版)

②機械工学入門講座 別巻
材料力学演習
村上 敬宜,森 和也 共著
ISBN:978-4-627-60710-1
森北出版

③材料力学 新装版
村上 敬宜著
ISBN:978-4-627-60512-1
森北出版

④機械工学基礎講座 工業力学(第2版)
入江 敏博,山田 元 共著
ISBN:978-4-274-22294-8
オーム社

⑤専門基礎ライブラリー 工学系の力学
実例でわかる,基礎からはじめる工業力学
ISBN:978-4-407-33127-1
実教出版

以下は、荒井先生ご執筆の教科書です。機械設計には、材力の知識が必須です。材力の復習用に活用ください。
⑥初歩からの材料強度学 安全なモノ作りのために 
荒井 正行
ISBN978-4-86481-101-9
数理工学社

⑦もう解き方で迷わない ステップ解法で学ぶ 材料力学
荒井 正行
ISBN978-4-297-12649-0
技術評論社

⑧基礎から学ぶ 弾性力学
荒井 正行
ISBN978-4-627-65051-0
森北出版

授業計画 Class plan
1   機械設計概説:機械設計における基礎事項(技術者倫理、設計生産手順)を解説することで、企業における機械設計能力と技術者倫理の重要性を理解できる。
2   標準化と公差公差(はめあい、幾何公差)についての考え方、および機械要素の標準化について解説することで、これらに関する知識を身につけることができる。
3   材料の強度と安全率(1)機械要素に使用される材料の強度の考え方、および実際に使用する場合の安全率の考え方を解説するすることで、材料寸法決定法を理解できる。
4   材料の強度と安全率(2)機械要素に使用される材料の強度の考え方、および実際に使用する場合の安全率の考え方を解説するすることで、材料寸法決定法を理解できる。
5   ねじ(1)ねじの種類と使い方について説明できるようになること。
6   ねじ(2)ねじの力学と締め付け力について理解し、選定できるようになる。
7   ねじ(3)ねじの強度と選定法について理解し、実施できるようになる。
8   ねじ(4)ねじ締結材の設計を、的確に行えるようになる。
9   リベット・溶接継手リベットの種類と強度について理解し、選定できるようになる。
10  軸(1)曲げモーメントとねじりモーメントを受ける軸の設計ができる。
11  軸(2)曲げモーメントとねじりモーメントを同時に受ける軸、段つき軸の設計ができる。
12  軸(3)曲げこわさとねじりこわさを基準とした軸の設計ができる。
13  軸(4)軸の危険速度計算とそれをもとにした軸設計ができる。
14  キーと軸継手キーと軸継手の種類と選定ができる。
15  授業のまとめ機械設計1の内容を再確認する。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
機械要素(すべり軸受)メーカーにおける設計・開発、営業サポート(顧客訪問、実地試験)に関わる実務経験を活かし、機械および機械要素の設計に関する講義を実施する。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks