シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
ロボット工学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Robotics
授業コード Class code
994513X
科目番号 Course number
45BADYM321

教員名
小林 宏
Instructor
Hiroshi Kobayashi

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023/ Second semester
曜日時限
木曜1限
Class hours
Thursday 1st. Period

開講学科・専攻 Department
工学部 機械工学科

Department of Mechanical Engineering, Faculty of Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site class

概要 Description
ロボットは、その機構のダイナミクスと制御によって機能を発揮する機械であり、入
力、システムダイナミクス、出力、フィードバック制御というシステム的視点から、
その解析と設計をすることが大切です.本講義では,それら全体の流れが分かるように,多くの事例を紹介し,考察します.
目的 Objectives
期待する機能をロボットとして実現させるには、機械要素、アクチュエータ、センサー、コンピュータなどの広い知識を必要としますが、一学期の講義でそれらを全て扱うことはできないので、ロボットの歴史から最新の技術、機構のダイナミクスの解析と運動制御の概要の理解を目的とします。
到達目標 Outcomes
製作したい物について,自ら仕様を決め,必要な要素,構造を決定できる能力を身につける.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
専門応用力
履修上の注意 Course notes prerequisites
力学、工業力学、機械力学、機構学および自動制御などの科目を修得していることを
前提にします。ロボットの運動、ダイナミクスおよび制御の基礎の修得を宿題による
演習で確実にします。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/反転授業 Flipped classroom
-

準備学習・復習 Preparation and review
授業中にキーワードを与えるので,それについて調べ,より深い知見を獲得できるようにすること
成績評価方法 Performance grading policy
8割以上出席した学生について、期末試験30%、課題50%、グループプレゼン20%の割合で総合的に評価します。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
小林 宏 著, 『ロボット進化論』, オーム社

授業計画 Class plan
1 ロボットの概要 1
(準備学習)  国プロをはじめとする,これまでのロボット開発について,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
2 ロボットの概要 2
 国プロをはじめとする,これまでのロボット開発をビデオなどで紹介します.
(準備学習)  1回目の授業を受け,その内容の再調査を行っておくこと(1時間).
3 ロボットの概要 3
(準備学習)  産業用ロボット以外の,役に立つロボット技術の調査を行っておくこと(1時間).
4 役に立つ既存ロボットのプレゼン1
  (準備学習)  これまでの授業の内容を受け,グループに分かれ,産業用ロボット以外の役に立つロボットについて,プレゼン,ディベートを行うための準備(2時間).
5 役に立つ既存ロボットのプレゼン2
  (準備学習)  これまでの授業の内容を受け,グループに分かれ,産業用ロボット以外の役に立つロボットについて,プレゼン,ディベートを行うための準備(2時間).
6 ロボットの歴史1
  (準備学習)  ロボットの誕生と発達の歴史について,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
7 ロボットのかたち
  (準備学習)  既存のロボットの構造、分類について,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
8 ロボットのしくみ
  (準備学習)  ロボットを動かすためのメカニズムについて,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
9 アクチュエータ
  (準備学習)  ロボットを動かすための動力源であるアクチュエータについて,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
10 センサ
  (準備学習)  ロボットに使われるセンサについて,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
11 自分たちの考える役に立つロボットのプレゼン1
  (準備学習)  これまでの授業の内容を受け,グループに分かれ,自分たちで考えた役に立つロボットについて,プレゼン,ディベートを行うための準備(2時間).
12 自分たちの考える役に立つロボットのプレゼン2
  (準備学習)  これまでの授業の内容を受け,グループに分かれ,自分たちで考えた役に立つロボットについて,プレゼン,ディベートを行うための準備(2時間).
13 ロボットの運動解析(その1)  
  (準備学習) ロボットマニピュレータの機構、回転軸ベクトル、関節相対座標系、座標回転マトリクス、座標変換オペレータについて,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
14 ロボットの運動解析(その2)  
  (準備学習) ヤコビマトリクス、相対座標系でのヤコビマトリクス、基準運動の微分関係式について,テキストなどで調査しておくこと(1時間).
15 まとめ
  これまでの授業内容の理解度を把握するために,試験,及びその解説を行います.


授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
-
教育用ソフトウェア Educational software
-
-

備考 Remarks