シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
画像情報の圧縮と認識
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Image Information Compression andRecognition
授業コード Class code
9943260
科目番号 Course number
43ICDAS301

教員名
佐藤 俊一、浜本 隆之
Instructor
Takayuki Hamamoto, Shunichi Sato

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023/Last Semester
曜日時限
月曜4限
Class hours
Monday 4th period

開講学科・専攻 Department
工学部 電気工学科

Department of Electrical Engineering, Faculty of Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業 /
On-site class

概要 Description
画像符号化の基礎についての説明の後、静止画像および動画像の符号化処理について学ぶ。さらに、画像認識の基礎について説明し、プログラミング実習を通じて学ぶ。
目的 Objectives
放送や通信システムにおいて重要な役割を担う画像情報の基本を理解すると共に、情報量を圧縮する技術や撮像対象を認識する技術について修得する。
到達目標 Outcomes
1.静止画像や動画像をどのように圧縮するのか理解する。
2.符号化の手順を理解し、そのプログラムを書けるようになる。
3.画像符号化の仕組みを理解し、JPEGやMPEGでは何が行われているのか、説明できるようになる。
4.画像認識の基本的な技術を理解し、そのプログラムを書けるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
専門学力(通信・情報)
履修上の注意 Course notes prerequisites
ホームページ上に講義資料を随時公開する。
3-4回程度、プログラミングの実習を行う。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
各回の授業前に、講義資料を事前に読んでおくこと。各回の授業後に、「授業計画」欄に記載した復習項目について行うこと。
成績評価方法 Performance grading policy
レポートおよび各回の課題等(30%)と期末試験(70%)により評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
「画像情報圧縮」 原島監修 オーム社
「コンピュータ画像処理」 田村・斎藤編著 オーム社
「実践コンピュータビジョン」 Jan Erik Solem著 O’RELLY
(1回目の授業で説明します)

授業計画 Class plan
1. イントロダクション及び画像符号化の基礎1
  内容:本講義の目的を理解する。放送や通信システムにおいて重要な役割を担う画像情報の基本を理解すると共に、その主な符号化技術、認識技術について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像符号化、画像認識の基礎について復習する。

2.画像符号化の基礎2
  内容:画像の圧縮、自己相関と空間周波数について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像のデータ量、自己相関と空間周波数の求め方について復習する。

3.画像符号化の基礎3
  内容:エントロピー、ハフマン符号化、算術符号化について分かるようになる。
  講義外学習の指示:符号化の手順について復習する。

4.画像符号化1
  内容:エントロピー符号化、予測符号化について分かるようになる。
  講義外学習の指示:符号化の方法について復習する。

5.画像符号化2
  内容:動き補償と符号化、MPEG1、MPEG2の概要について分かるようになる。
  講義外学習の指示:様々な動画像符号化方式の違いについて復習する。

6.画像符号化プログラム演習1
  内容:開発環境のインストールおよび予測符号化について演習を通じて理解を深める。
  講義外学習の指示:フレーム内予測やフレーム間予測の方法について復習する。

7.画像符号化プログラム演習2
  内容:変換符号化について演習を通じて理解を深める。
  講義外学習の指示:DCTの求め方とその特徴について復習する。

8.画像認識の基礎1
  内容:パターン認識、機械学習、画像認識等について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像認識の概要について復習する。

9.画像認識の基礎2
  内容:画像認識の分類について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像認識の分類について復習する。

10.画像認識1
  内容:画像情報による物体認識の手法について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像情報による物体認識の手法について復習する。

11.画像認識2
  内容:特徴点抽出と特徴量マッチングの手法について分かるようになる。
  講義外学習の指示:特徴点抽出と特徴量マッチングの手法について復習する。

12.画像認識3
  内容:ディープラーニングによる物体認識について分かるようになる。
  講義外学習の指示:ディープラーニングによる物体認識の手法について復習する。

13.画像認識プログラム演習1
  内容:テンプレートマッチング、特徴点マッチングについて分かるようになる。
  講義外学習の指示:特徴点抽出と特徴量のマッチングについて復習する。

14.画像認識プログラム演習2
  内容:一般物体のクラス分類と領域推定について分かるようになる。
  講義外学習の指示:画像のクラス分類、領域推定について復習する。

15. 理解度の確認と評価
  内容:これまでの講義で説明したことの理解度を試験により評価する。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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OpenCV 、Python

備考 Remarks