実験動物学｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

実験動物学

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Laboratory Animal Science

授業コード　Class code

993K242

科目番号　Course number

3aBPBIP345

教員名

久保　允人、後飯塚　僚、樋上　賀一、中村　岳史、昆　俊亮、小川　修平

Instructor

Shuhei Ogawa, Ryo Goitsuka, Takeshi Nakamura, Masato Kubo, Shunsuke Kon, Yoshikazu Higami

開講年度学期

2023年度前期

Year/Semester

2023 First Semester

曜日時限

月曜1限

Class hours

Monday 1st Period

開講学科・専攻　Department

薬学部

Faculty of Pharmaceutical Sciences

単位数　Course credit

1.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

ブレンド型授業（半数回以上を対面実施） Blended format(with 50%-or-more on-site classes)

概要　Description

実験動物学では胚の発生から疾患および老化まで、個体レベルで起きる事象を解明するために有用な遺伝子改変マウス作製技術やヒト疾患の動物モデル、動物の感染症、動物実験を行うにあたり必須の知識である動物福祉について学習する。

目的　Objectives

基礎的研究だけでなく医薬品の開発に必須の動物実験について、最新の技術であるゲノム編集を含む生殖工学、疾患等の動物モデル、動物の感染症および実験動物の福祉について学ぶ。

到達目標　Outcomes

生命科学の発展や医薬品の開発に貢献してきた動物実験の歴史と最新の技術・手法について理解する。現代の動物実験のベースとして必須の知識である動物福祉について理解する。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

医療に携わる者としての高い倫理観と使命感、ふさわしい態度/薬剤師の職能の基盤となる専門的な知識と関連する技能/問題発見、解決能力、最先端の医療や科学に関する知識

履修上の注意　Course notes prerequisites

生命科学、生化学、機能形態学、分子生物学、免疫学を離乳していることが望ましい。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

小テストの実施　Quiz type test

-

準備学習・復習　Preparation and review

学修簿に記載のある学修時間を満たすように、学生各人で各回の授業前に準備学習（予習）並びに授業後に復習を行うこと。準備学習：講義の前に教科書もしくは事前にLetusにアップする電子ファイルを読んでおくこと。復習：教科書、参考書、および講義時に使用した電子ファイル（クラスにアップした資料）などを用いて、自己学習する。

成績評価方法　Performance grading policy

各回の授業の小テストの結果で100%評価とする。特別な事情のある場合を除き、全講義回数の3分の2以上に出席していない場合は単位を与えない。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

N

書誌情報　Bibliographic information

-

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

マウス胚の操作マニュアル第三版（近代出版） ISBN：4-87402-115-8
ゲノム編集実験スタンダード（羊土社） ISBN：978-4-7581-2244-3
実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準の解説（アドスリー） ISBN：978-4-904419-72-4

授業計画　Class plan

第1回（回数）

1

第1回（授業タイトル）

実験動物学概論I: 担当教員後飯塚僚

第1回（講義形式）

講義

第1回（担当者）

小川　修平

第1回（授業内容）

動物実験を行うにあたり最も重要な動物福祉の観点から、実験動物の生態、繁殖管理ならびに病気と衛生について説明できる。

第1回（項目名（SBO））

第1回（項目名（SBOコード））

実験動物の福祉、実験動物の疾患について説明できる。

OEx3438xxx

第1回（備考）

対面授業/On-site class　

第2回（回数）

2

第2回（授業タイトル）

発生遺伝学と生殖工学: 担当教員小川修平

第2回（講義形式）

講義

第2回（担当者）

小川　修平

第2回（授業内容）

実験動物として最も使用されているマウスについて、その遺伝学、発生、生殖工学について説明できる。

第2回（項目名（SBO））

第2回（項目名（SBOコード））

1. 遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。

C6-4-1-1

第2回（備考）

対面授業/On-site class　

第3回（回数）

3

第3回（授業タイトル）

遺伝子改変技術: 担当教員小川修平

第3回（講義形式）

講義

第3回（担当者）

小川　修平

第3回（授業内容）

マウスゲノムの改変に関わる知識と技術について説明できる。

第3回（項目名（SBO））

第3回（項目名（SBOコード））

1. 遺伝情報の保存と発現の流れを説明できる。

C6-4-1-1

第3回（備考）

対面授業/On-site class

第4回（回数）

4

第4回（授業タイトル）

個体イメージング: 担当教員中村岳史

第4回（講義形式）

講義

第4回（担当者）

小川　修平

第4回（授業内容）

二光子顕微鏡など動物個体のライブイメージング手法について説明できる

第4回（項目名（SBO））

第4回（項目名（SBOコード））

1. 細胞間コミュニケーションにおける情報伝達様式を説明できる。

C6-6-1-1

第4回（備考）

対面授業/On-site class

第5回（回数）

5

第5回（授業タイトル）

古典的動物実験方法: 担当教員久保允人

第5回（講義形式）

講義

第5回（担当者）

小川　修平

第5回（授業内容）

自己非自己の認識、抗体の発見等、免疫学的手法について説明できる。

第5回（項目名（SBO））

第5回（項目名（SBOコード））

2. 免疫反応の特徴（自己と非自己の識別、特異性、多様性、クローン性、記憶、寛容）を説明できる。

C8-1-1-2

第5回（備考）

対面授業/On-site class、状況によって対面あるいは同期遠隔で授業を行う。

第6回（回数）

6

第6回（授業タイトル）

発がんモデル: 担当教員昆俊亮

第6回（講義形式）

講義

第6回（担当者）

小川　修平

第6回（授業内容）

腫瘍細胞の接種による腫瘍モデルや、発がんモデルについて説明できる。

第6回（項目名（SBO））

第6回（項目名（SBOコード））

1. 正常細胞とがん細胞の違いについて説明できる。

C6-7-3-1

第6回（備考）

対面授業/On-site class

第7回（回数）

7

第7回（授業タイトル）

代謝性疾患、老化関連疾患および寿命制御のモデル動物: 担当教員樋上賀一

第7回（講義形式）

講義

第7回（担当者）

樋上　賀一

第7回（授業内容）

代謝性疾患や老化について動物実験を用いて解明したことを説明できる。

第7回（項目名（SBO））

第7回（項目名（SBOコード））

1. エネルギー代謝の概要を説明できる。

C6-5-1-1

第7回（備考）

対面授業/On-site class

第8回（回数）

8

第8回（授業タイトル）

総合討論: 担当教員小川修平

第8回（講義形式）

講義

第8回（担当者）

小川　修平

第8回（授業内容）

1〜7回の授業をうけ、実験動物の発生遺伝学、胚操作、ゲノム改変、個体イメージング、疾患モデル実験、感染症、動物福祉などの理解について確認する。

第8回（項目名（SBO））

第8回（項目名（SBOコード））

第8回（備考）

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

なし

教育用ソフトウェア　Educational software

-

備考　Remarks

特になし