医薬品化学｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

医薬品化学

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Pharmaceutical Chemistry

授業コード　Class code

993K200

科目番号　Course number

3aBPCHP361

教員名

中村　佳代、高橋　秀依

Instructor

Hideyo Takahashi

開講年度学期

2023年度前期

Year/Semester

2023, 1st. Semester

曜日時限

月曜1限

Class hours

Monday, Class 1.

開講学科・専攻　Department

薬学部

Faculty of Pharmaceutical Sciences

単位数　Course credit

1.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

対面授業/On-site class

概要　Description

本講義では、これまでに学んだ有機化学の知識をもとにして、医薬品の化学構造を作用（薬理作用や薬物動態など）と関連させて理解できるよう、具体的な医薬品をとりあげる。実際の医薬品の創製に至る過程を学び、医薬品開発の難しさや面白さを知ることによって、医薬品に関する理解をより深める。これらを通して、様々な疾患の治療薬の化学構造の特徴を理解し、医薬品の化学に関する基本的な知識と考え方を学ぶ。

目的　Objectives

代表的な医薬品の化学構造について、どのような経緯があってその構造に至ったのかという医薬品開発の過程を含めて理解することを目的とする。また、医薬品と標的分子である生体内成分との基本的な相互作用様式について理解することをめざす。

到達目標　Outcomes

医薬品の生体内での作用を化学的に理解できるようになるために、医薬品の標的分子及び医薬品の構造と性質、生体反応の化学に関する基本的事項を習得する。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

薬剤師の職能の基盤となる専門的な知識と関連する技能/問題発見、解決能力、最先端の医療や科学に関する知識

履修上の注意　Course notes prerequisites

「有機化学1−3及び演習」と「医薬化学」の内容をよく復習しておくこと。
教科書として使う「現場で使う！臨床医薬品化学」は6年次の特別講義２においても使用するので薬剤師国家試験を受験する学生さんは購入してください。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

-

準備学習・復習　Preparation and review

学習簿に記載のある学修時間を満たすように、学生各人 (授業計画参照) で各回の授業前に準備学習(予習)ならびに授業後に復習を行うこと。

成績評価方法　Performance grading policy

試験の成績（90％）及び課題レポート（10％）で評価する。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

教科書は

①化学系薬学II生体分子・医薬品の化学による理解　東京化学同人　
　
②現場で役に立つ！臨床医薬品化学　　化学同人　ISBN 978-4-7598-2054-6

を使います。
特に薬学科の学生の皆さんには国家試験勉強のために②が役立つと思います。

参考書はマクマリー有機化学（上）（中）（下）です。

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

授業計画　Class plan

第1回（回数）

1

第1回（授業タイトル）

医薬品化学

第1回（講義形式）

講義

第1回（担当者）

高橋　秀依

第1回（授業内容）

酵素に作用する医薬品の構造と性質（１）

第1回（項目名（SBO））

第1回（項目名（SBOコード））

2. フェニル酢酸、フェニルプロピオン酸構造などをもつ代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-4-2

第1回（備考）

第2回（回数）

2

第2回（授業タイトル）

医薬品化学

第2回（講義形式）

講義

第2回（担当者）

高橋　秀依

第2回（授業内容）

酵素に作用する医薬品の構造と性質（２）

第2回（項目名（SBO））

第2回（項目名（SBOコード））

3. スルホンアミド構造をもつ代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-4-3

4. キノロン骨格をもつ代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-4-4

第2回（備考）

第3回（回数）

3

第3回（授業タイトル）

医薬品化学

第3回（講義形式）

講義

第3回（担当者）

高橋　秀依

第3回（授業内容）

受容体に作用する医薬品の構造と性質（１）

第3回（項目名（SBO））

第3回（項目名（SBOコード））

3. ステロイドアナログの代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-5-3

2. アセチルコリンアナログの代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-5-2

第3回（備考）

第4回（回数）

4

第4回（授業タイトル）

医薬品化学

第4回（講義形式）

講義

第4回（担当者）

高橋　秀依

第4回（授業内容）

受容体に作用する医薬品の構造と性質（２）

第4回（項目名（SBO））

第4回（項目名（SBOコード））

4. ベンゾジアゼピン骨格およびバルビタール骨格を有する代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-5-4

1. カテコールアミン骨格を有する代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-5-1

5. オピオイドアナログの代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-5-5

第4回（備考）

第5回（回数）

5

第5回（授業タイトル）

医薬品化学

第5回（講義形式）

講義

第5回（担当者）

高橋　秀依

第5回（授業内容）

イオンチャネルに作用する医薬品の構造と性質

第5回（項目名（SBO））

第5回（項目名（SBOコード））

1. イオンチャネルに作用する医薬品の代表的な基本構造（ジヒドロピリジンなど）の特徴を説明できる。

C4-3-7-1

第5回（備考）

第6回（回数）

6

第6回（授業タイトル）

医薬品化学

第6回（講義形式）

講義

第6回（担当者）

高橋　秀依

第6回（授業内容）

高血圧を治療する医薬品の開発

第6回（項目名（SBO））

第6回（項目名（SBOコード））

1. 医薬品の構造からその物理化学的性質（酸性、塩基性、疎水性、親水性など）を説明できる。

C4-3-2-1

2. プロドラッグなどの薬物動態を考慮した医薬品の化学構造について説明できる。

C4-3-2-2

第6回（備考）

第7回（回数）

7

第7回（授業タイトル）

医薬品化学

第7回（講義形式）

講義

第7回（担当者）

高橋　秀依

第7回（授業内容）

糖尿病治療薬の開発

第7回（項目名（SBO））

第7回（項目名（SBOコード））

6. ペプチドアナログの代表的医薬品を列挙し、化学構造に基づく性質について説明できる。

C4-3-4-6

第7回（備考）

第8回（回数）

8

第8回（授業タイトル）

医薬品化学

第8回（講義形式）

講義

第8回（担当者）

高橋　秀依

第8回（授業内容）

医薬品について個々のケースをとりあげ、創薬化学の観点から総まとめ的な講義を行う。

第8回（項目名（SBO））

第8回（項目名（SBOコード））

1. 代表的な医薬品のファーマコフォアについて概説できる。

C4-3-3-1

第8回（備考）

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

-

教育用ソフトウェア　Educational software

-

備考　Remarks

なし