![]() 教員名 : 趙 新為
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
物理学実験A(中級コース) (2021年度入学生までは物理学実験1A)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Physics Laboratory Experiments A (2021年度入学生までは物理学実験1A)
授業コード Class code
9922D43
科目番号 Course number
22PHEXP201
教員名
飛田 聡、永田 祐吾、小林 慶規、趙 新為
Instructor
K. KOBAYASHI, Y. NAGASIMA, A. HIDA, X. ZHAO,
開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
2023, 4
曜日時限
木曜6限、木曜7限
Class hours
Thursday, 6, 7
開講学科・専攻 Department
理学部第二部 物理学科
Department of Physics, Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
実験
Experiment 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)
概要 Description
本科目は重要な物理現象を理解させるために設計されており、物理現象についての基礎知識を学びながら、簡単な測定機器類の取り扱い方を習得する。データの整理の仕方(グラフ、表の書き方、誤差計算と有効数値の決定)とレポートの書き方を、しっかり身につける。さらに、コンピューターの基礎を学び、その応用として測定データの処理法を学習する。キャリア教育の一環として、プレゼンテーション能力を発表、討論等を通じて身につけることができる。
目的 Objectives
本科目は、物理学実験を通じて、物理学の基礎知識についての理解を深めることを目的とする。
本学科のディプロマ・ポリシーに定める「修得した専門知識や教養をもとに、自ら課題を発見し、解決する能力」を実現するための科目です 本学科のカリキュラム・ポリシーに定める「物理学の専門知識を深化させ、併せて他の授業科目との関連や学問探求の方法を学び、問題発見・解決能力の育成を図る」科目です。 到達目標 Outcomes
1. 物理現象についての基礎知識を学びながら、測定機器類の取り扱い方を習得する。
2. データの整理の仕方とレポートの書き方を身につける。 3. プレゼンテーション能力を高める。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
問題発見,解決能力/コミュニケーション能力
履修上の注意 Course notes prerequisites
物理学実験1A1Bは基礎物理学実験に対する上級コースとしておかれている。受講希望者は履修申告とともに、物理学科への受講申し込み手続きが必要である。申し込みはLETUSから行うこと。
LETUSコース:「物理学実験1A1B申し込み」(仮称) 正確な情報は、4月初めの在学生学修ガイダンスでアナウンスの予定。 【重要】 地震等の影響により、組み分けの申し込み等のスケジュールが変更になる可能性があるので、関連情報は1号館7階の物理実験室廊下の掲示、もしくは下記のWeb上の情報のチェックを定期的に行って下さい。 http://meguro-lab.main.jp/lecture/bj/index.html 【重要】 COVID-19蔓延のため、対面授業とオンライン(同期)を取り混ぜたブレンド授業として開講する。履修者によって対面授業とオンライン授業の日が異なる。詳細はLETUSに載せているので、常にチェックすること。 対面での実験の際は少人数で行います。皆さんは常に安全確保の上、実験を行ってください。対面授業の日の朝に検温して、体調がよくない場合は在宅で授業に参加してください。参加するときには必ずマスクを着用し、十分にソーシャルディスタンスを取るように心がけてください アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
実験に入る前必ず教科書を読み、内容を把握する。
成績評価方法 Performance grading policy
出席状況、レポート、実験態度等を総合して評価するが、場合によっては、発表会あるいは面接での評価を加えることがある。実験は参加し体験することに意義がある。そのため出席状況の評価は厳しく行なわれる。
コロナにより、試験形態も変わるので、定期試験とレポートの比重も判断する材料になる。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「改訂版 物理学実験 基礎編」・東京理科大学理学部第二部物理学教室編・内田老鶴圃・2021年・ISDN978-4-7536-2032-6
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
「改訂版 物理学実験 入門編」・東京理科大学理学部第二部物理学教室編・内田老鶴圃・2016年・ISDN978-4-7536-2031-9 授業計画 Class plan
【重要】 COVID-19蔓延のため、対面授業とオンライン(同期)を取り混ぜたブレンド授業として開講する。履修者によって対面授業とオンライン授業の日が異なる。詳細はLETUSに載せているので、常にチェックすること。 対面での実験の際は少人数で行います。皆さんは常に安全確保の上、実験を行ってください。対面授業の日の朝に検温して、体調がよくない場合は在宅で授業に参加してください。参加するときには必ずマスクを着用し、十分にソーシャルディスタンスを取るように心がけてください。 以下の内容はグループに分けて行うので、順番が前後することがある。レポートの指導とプレゼンテーションは実験内容に応じて分散して行う。 1 1回目 ガイダンス 実験事前指導を受け、組分けと実施日程を確認する。 III. 力学 2 ボルダの振子 ボルダの振子を使って重力の加速度gを測定する。 3 針金のヤング率 細い針金の伸びの変形から、針金のヤング率をサールの方法 により求める。 4 たわみによるヤング率の測定 角棒の曲げ変形を行なって金属材料のヤング率を測定する。 5 剛性率の測定 針金のねじれ変形から剛性率を求める。 6 クントの実験 気柱の共鳴現象を使って、ガラス棒・金属棒の中を伝わる音 速および弾性率を測定する。 7 液体の粘性係数 水中での円板の回転運動を調べ、減衰振動を定量的に扱うこ とにより水の粘性率を求め、液体の性質を理解する。 8 液体の表面張力の測定 ヨリーの方法を用いて水の表面張力を求める。 II.光と熱 9 固体の比熱 混合法で全属の比熱を測定し、比熱の基礎知識を学ぶ。 10 電流による熱の仕事等量 水熱量計の中に入れた発熱抵抗体で水に電気エネルギー を与え、水の温度上昇の様子から仕事東京等量を求める。 11 熱電対の基礎的性質 Fe−Cu熱電対の中立温度を求め、熱起電力の温度係数を決める。 12 簡易分光計の製作と水素原 回析格子を用いた簡易分光計を作り、それを使って水素スペ子スペクトルの観察クトル線を調べ、ボーア古典量子論について学ぶ。 13 光電効果 光電効果の実験からプランク定数を求める。 14 光の反射・屈折・分散 分光計を用いて光の反射・屈折・分散について調べる。 III.電気磁気現象とエレク トロニクス 15 等電位線と電気力線 カーボン紙上で定常電流状態の電位分布を測定し、等電位線 と電気力線について学ぶ。 (準備学習) 実験の前には題目を確認し、教科書の該当する部分をよく読む。ノートに実験の概要、手順などを書いておき、当日はすぐに実験を始められるようにする。[4時間] ディスカッションの前にはレポートを完成させる。レポートには目的、実験の原理、手順、結果、考察、結論を書く。[4時間以上] プレゼンテーションの前にはプレゼンテーションのためのスライドを完成させる。スライドにはレポートと同様に目的、実験の原理、手順、結果、考察、結論を書く。ただし決められた発表時間内でプレゼンテーションが終わるように、内容をよく吟味し、プレゼンテーションの練習をする。[4時間以上] (復習) 実験の後には、指示に従ってレポートもしくはプレゼンテーション用のスライドを完成させる。[4時間以上] ディスカッション、プレゼンテーションの後には、指示に従ってレポートやスライドを修正する。[2時間] 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
前職(理化学研究所, NIMSなど)での研究の実務経験が本授業の役に立っている。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
課題は3コースに分かれている。各コースは4週で、第1週には実験を、第2週にはディスカッションもしくはプレゼンテーションを行う。これをもう一度繰り返して1コースを終了する。実験は原則として2人1組となって協力し合いながら、また実験の内容について議論を行いながら進める。実験ごとに1名のTAが担当し、履修者のサポートを行う。実験が終わったら指示に従ってレポートやプレゼンテーションファイルを作成し、次週のディスカッションやプレゼンテーションに備える。実験やディスカッション、プレゼンテーションのスケジュールはLETUSに掲示する。LETUSにはスケジュールの他にも大切な情報が掲示される。学期の途中で内容が変更になることがあるので常に確認し、最新の指示に従うこと。
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