物理化学１Ｂ及演習｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

物理化学１Ｂ及演習

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Physical Chemistry 1B

授業コード　Class code

9916B36

科目番号　Course number

16CHPHC102

教員名

大塚　英典

Instructor

Hidenori Otsuka

開講年度学期

2023年度後期

Year/Semester

2023 / Second Semester

曜日時限

月曜1限、火曜3限

Class hours

Mon.1Period,Tue.3Period

開講学科・専攻　Department

理学部第一部　応用化学科

Department of Applied Chemistry, Faculty of Science Division Ⅰ

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義/演習

Lecture/Seminar

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

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授業の主な実施形態　Main class format

対面授業/On-site class

概要　Description

授業の概要
1週間の授業内訳は、講義1回（90分）と演習1回（90分）から構成されこれを基本単位に進められる。講義、演習ともに課題提出により理解度を確認しながら進める。

授業の到達目標及びテーマ
物理化学１Aの習得を基本に、熱力学学習の中心である熱力学第一・第二・第三法則について学ぶ。物質が示す複雑な現象を支配する法則が，熱力学の法則という形で簡潔にまとめられることを理解することが目標である。
特に，熱力学関数である内部エネルギー，エンタルピー，エントロピーおよび自由エネルギーの内容（意義と役割）を理解することが大切である。

目的　Objectives

熱力学第二法則を学び、状態変化及び化学変化の自発性や平衡について理解を深める。

到達目標　Outcomes

(1)物質のエンタルピー変化の理解
(2)エントロピーの概念とクラウジウスの不等式の理解
(3)自由エネルギー変化の理解
(4)化学変化及び状態変化の自発性と平衡の理解

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

専門知識/知識実践力/現象解明力問題解決力

履修上の注意　Course notes prerequisites

高校課程における基礎的な物理、微分・積分等を理解していること。1年次の物理学、数学をよく理解すること。　授業中の演習で関数電卓を使う場合があるので、関数電卓を用意すること。
講義、演習ともに受講者は演習課題が課された場合は、解答を期日までにLETUSから提出してください。
具体的な進め方はLETUSに公開するので常時参照しながら授業を受講すること。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

課題に対する作文　Essay／小テストの実施　Quiz type test

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準備学習・復習　Preparation and review

・各回の授業前に1.5時間程度、指定した教科書の相当部分を読んでおくこと。
・各回の講義内容を1.5時間程度復習し、授業中に配布されるプリントについて説明できるようにしておくこと。

成績評価方法　Performance grading policy

到達度評価試験、レポート（課題提出）で評価を行う
※ただし、受講しないなどの受講状況、およびレポート提出状況が悪い場合には減点する。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

マッカ−リ・サイモン物理化学分子論的アプロ−チ下巻

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

1. 「カステラン物理化学（上）」（東京化学同人）
2. 「アトキンス物理化学（上）(下)」（東京化学同人）

授業計画　Class plan

第1回：熱化学（1）

標準エンタルピー，化学反応への熱力学第一法則の応用について理解・習得する

第2回：熱化学（2）

ヘスの法則，反応エンタルピーの温度依存性について理解・習得する

第3回：熱力学第二法則

熱力学第二法則、カルノーサイクルと熱効率について理解・習得する

第4回：エントロピー（1）

エントロピーの定義，クラウジウスの不等式について理解・習得する

第5回：エントロピー（2）

エントロピーの性質について理解・習得する

第6回：エントロピー（3）

エントロピーの測定，エントロピーの温度変化について理解・習得する

第7回：熱力学第三法則

ネルンストの熱定理，熱力学第三法則について理解・習得する

第8回：自由エネルギー(1)

自由エネルギーとエンタルピー・エントロピーについて理解・習得する

第9回：平衡と自発性

自由エネルギー変化，反応の進む向きについて理解・習得する

第10回：熱力学関数

熱力学の基本式、交換微分，マクスウェルの関係式について理解・習得する

第11回：[自由エネルギー(2)

ヘルムホルツエネルギーとギブスエネルギーについて理解・習得する

第12回：自由エネルギー(3)

ケミカルポテンシャル、フガシティーについて理解・習得する

第13回：ケミカルポテンシャル

ケミカルポテンシャルの定義、その応用について理解・習得する

第14回：自由エネルギーのまとめ

熱力学関数の数学的関係，反応系の熱力学について理解・習得する

第15回：まとめ

到達度評価と解説、これまでの理解度を試験によって評価する

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

国立研究機関の研究員（化学系）における勤務経験を活かし、物理化学に関する講義を行う。
総合化学メーカーでの研究経験を活かし、物理化学に関する講義を行う。

教育用ソフトウェア　Educational software

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備考　Remarks