機器分析学１｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

機器分析学１

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Instrumental Analysis 1

授業コード　Class code

991611P

科目番号　Course number

16CHIAC306

教員名

貞清　正彰

Instructor

開講年度学期

2023年度後期

Year/Semester

曜日時限

火曜1限

Class hours

開講学科・専攻　Department

理学部第一部　応用化学科

Department of Applied Chemistry, Faculty of Science Division Ⅰ

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

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授業の主な実施形態　Main class format

ブレンド型授業（半数回以上をオンライン実施）/Blended format (with less-than-50% on-site classes)

概要　Description

現在、広く利用されている機器分析法の原理、測定法について、特に無機化学種を対象とする分析法について取り上げる。主に電磁波を利用した分析手法について、その基礎を修得する。

目的　Objectives

機器分析の特徴を知り、主要な機器分析法の原理と特徴を理解する。また、電磁波と物質の相互作用について理解する。機能性材料とその機能を理解するのに必要な、計測技術について習熟する。

到達目標　Outcomes

固体試料の分析の基礎的戦略について説明できる。
電磁波と物質の相互作用について説明できる。
主要な機器分析法の原理と特徴を説明できる。
将来、技術者として機能性材料の分析を専門家にポイントを押さえて依頼することができる。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

専門知識

履修上の注意　Course notes prerequisites

分析化学、無機化学１、無機化学２、物理化学１、物理化学２の履修が前提。
ある程度の物理学(力学、電磁気学)の知識が必要。将来の卒業研究をはじめとする研究に必要な知識を提供する。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

小テストの実施　Quiz type test

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準備学習・復習　Preparation and review

授業で習った機器分析法が実際どのような現場で使われているか、論文やネットで実例を調べると理解が深まって有効である。

成績評価方法　Performance grading policy

到達度評価80%、平常点20%の割合で評価する。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

N

書誌情報　Bibliographic information

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MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

庄野利之脇田久伸編「入門機器分析化学」（三共出版）
大谷肇編「機器分析」（講談社）
中井泉編「蛍光X線分析の実際」（朝倉書店）
中井泉泉富士夫編「粉末X線解析の実際」（朝倉書店）

授業計画　Class plan

1. 機器分析の基礎
　基礎概念、計測技術、機器分析法の分類と利点、欠点について学ぶ
　分析戦略、分析方法について、基礎的考え方を学ぶ

2. 光と物質の相互作用
　光と物質の相互作用について学ぶ。電磁波について理解する

3. 吸光光度法
　紫外・可視スペクトル測定法について、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

4. 赤外吸収分光
　赤外吸収分光法について、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

5. ラマン分光
　ラマン分光法について、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

6. X線分析概論
　X線の発生と物質との相互作用について学ぶ、X線分析の意義を理解する

7. 粉末X線回折法(1)
　粉末X線回折法による結晶構造解析の基礎を学ぶ

8. 粉末X線回折法(2)
　粉末回折パターンの意味、粉末回折法の応用例を学ぶ

9. 蛍光X線分析
　X線による組成分析について、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

10. X線と電子を利用する分析
　SEM-EDS、XPSについて、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

11. 熱分析
　熱重量分析、示唆熱分析、示唆走査熱量分析について、原理、理論、装置、応用例を学ぶ

12. 原子吸光分析、ICP分析
　原子吸光分析、ICP発光分光分析、ICP質量分析について原理、理論、装置、応用例を学ぶ

13. クロマトグラフィーを利用する分析
　ガスクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフによる分離・定量分析の原理、理論、装置、応用例を学ぶ

14. 機器分析の実際
　機器分析が先端研究にどのように使われているかについて、実例を通して理解し、機器分析の意義を実感する

15. 到達度評価
　14回の授業で理解したことを到達度試験で評価する。
　試験の後、回答を提示し、説明を受けることで、今までの知識を再確認する。

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

国内研究機関の研究員（化学系）における勤務経験を活かし、機器分析化学に関する講義を行う。

教育用ソフトウェア　Educational software

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備考　Remarks