シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
物理学実験2 A組
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
General Physics Laboratory 2 A組
授業コード Class code
9912D11
科目番号 Course number
12PHEXP201

教員名
北澤 英明、満田 節生
Instructor
Setsuo Mitsuda, Hideaki Kitazawa

開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
Year/Semester
2023 First Semester and Second Semesters
曜日時限
前期(火曜1限、火曜2限)、後期(火曜1限、火曜2限)
Class hours
Tuesday  1st and 2nd Periods

開講学科・専攻 Department
理学部第一部 物理学科

Department of Physics, Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
3.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)

概要 Description
物理学実験は、学生自身が実験を通して物理現象を体感し、能動的に物理の理解を深めてゆく授業形態であり、 講義形式の授業と相補的な位置づけにある。実験1で学んだ事柄を基に、物理学の各分野の内容を実験し、結果について解析し、考察を加える。報告書の提出と実験発表により結果を整理し記録するだけでなく発表する技術も習得しまた結果を皆で議論することにより、実験を単なる追体験で終らぬ様に配慮する。

本授業は物理学科のディプロマ・ポリシー項目2に定める「問題発見と解決の能力」を身に付けるための科目である。 ま た、物理学科ルーブリックの評価軸3の「問題発見、解決能力」の項目および評価 軸4のプレゼンテーション能力」の項目に該当する科目である。
目的 Objectives
この実験を通じて更に物理学の理解を深め、自然現象の追求解明に資する能力を培う。また実験結果を客観的に考察しまとめることで、論文作成や学会発表のための基本的なスキルを身につける。
到達目標 Outcomes
自らで実験を行い、その結果を報告書にまとめることで、論文を書くにあたっての基本的なスキルを身につける。またその結果をプレゼンテーション・ディスカッションすることで、発表において他人にわかりやすく解説するスキルを高める。また一連の仕事を実験パートナーと協力してやることで、コミュニケーション能力の向上を図る。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
問題発見、解決能力
履修上の注意 Course notes prerequisites
4月11日 第一回目のガイダンスで詳しく述べますので、ガイダンスには参加すること。
また、このコースに関連する電子連絡は、LETUSコース「物理学実験2 A組 ( 9912D11 )」を経由して行うので、『見てませんでした、知りませんでした』ということのないように注意してください。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/実験 Experiments
-

準備学習・復習 Preparation and review
○ 予習
・教科書に目を通すだけではなく、目的、解説、課題、実験についてまとめて自身のノートに書き出し、円滑に実験を進める準備をすること。
・実験によっては紙媒体ばかりでなく、動画の事前視聴等を求めるものもあるので対応すること。

○ 復習
・レポートを書けるように、データを整理すること。
・教科書の問いを参考に考察をすること。
成績評価方法 Performance grading policy
実験への積極的な取り組み姿勢:40%
事前準備としてのノート整理の内容およびディスカッションにおけるパーフォーマンス:30%
レポート:30%
以上を総合的に判定して評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
LETUSコース「物理学実験2特別コース(9912D11+9912B16)」
https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=158781
に(合冊形式のPDFテキストではなく)行うべき実験題目ごとにそのPDFテキストを掲載しているので、それを参照すること。

授業計画 Class plan
以下の添付図にある例のように「前半・後半組に分けて位相をずらして回すやり方」で行う。

                                                       
 例として前半を例に取ると

--------ここから前期スタート--------
1回目 ガイダンス・講義(前半・後半組み共通)
実験の内容,注意,評価方法について実験の心構え,安全,プレゼンテーション,レポートについて説明する.
--------
2回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
3回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
4回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
5回目 UNIT1のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う

6回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
7回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
8回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
9回目 UNIT2のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う

10回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
11回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
12回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
13回目 UNIT3のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う
14回目 UNIT1からUNIT3までの実験・プレゼンテーション・レポートのプロセスを振り返る

--------ここから後期スタート--------
1回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
2回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
3回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
4回目 UNIT4のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う

5回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
6回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
7回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
8回目 UNIT5のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う

9回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
10回目 12題目のうちから指定された1題目の実験を行う
11回目 実験ペアーと次回のディスカッション(プレゼンテーション)の準備を行う
12回目 UNIT6のまとめとしてをペアー単位で(発表10分)+(質疑5分)を行う

13回目 UNIT4からUNIT6までの実験・プレゼンテーション・レポートのプロセスを振り返る

14回目 1年間の実験の振り返りを行う
--------ここで通年授業がおわる--------

12題目は広い分野にわたる教育効果の高い実験題目群
01. 慣性モーメント
02. 剛性率の測定
03. ポアソン比の測定
04. 光の干渉
05. 光の回折
06. 光の偏光
07. LCR回路の過渡現象
08. 電子回路の基礎実験
09. 電界・磁界中の電子の運動
10. 電子線回折
11. プランク定数の測定
12. フランクヘルツ
13. 元素スペクトル
14. 音のフーリエ解析
15. ブラウン運動
16. 力学振動子の共鳴実験
のなかから適当なものを授業者側で選び指示する。
これらの実験内容の詳細はLETUSコース「物理学実験2特別コース(9912D11+9912B16)」
https://letus.ed.tus.ac.jp/course/view.php?id=158781
を参照せよ

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
教育用ソフトウェア Educational software
LabVIEW
Labview(実験課題を実現するために教員が使用)

備考 Remarks
なし