シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生物学1 (前・金4)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Biology 1 (前・金4)
授業コード Class code
991150D
科目番号 Course number
11ONBIO101

教員名
鞆 達也
Instructor
Tomo, Tatsuya

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
2023/ the first semester
曜日時限
金曜4限
Class hours
4th lecture on Friday

開講学科・専攻 Department
理学部第一部

Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業 /
On-site class

但し、必要に応じてオンライン授業も行う。

概要 Description
21世紀に突入してから20年が過ぎ、生命科学の分野では技術革新により分子・原子レベルの解析が進み大きな飛躍を迎えようとしている。現在の生命科学の内容を知るための基礎知識を生物学1・2を通じて身に付けていく。
また、生物とそれ以外の理科科目がどのように融合していくかについて考察し、多様性のある生物学について学んでいく。
目的 Objectives
今日の生命科学諸現象の解析には、物理・化学・数学の力が必要であるが、前提条件として、生物の基本性質を抑えておくことは必須である。このため、生物学1ではでは地球上の生物に共通な生命現象を取り上げ、生物を構成する物質や代謝、遺伝子および生体反応の基本的理解を体系的に理解する。
到達目標 Outcomes
生物を構成する物質について説明できるようになる。
遺伝のしくみについて説明できるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
履修上の注意 Course notes prerequisites
初心者(高校で生物の授業を受けていない人)にも分かるように、各単元ごとに身近な例をひきながらその単元で何を学ぶか導入してから本論に入るので、遅刻しないで最初から受講してほしい。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
あらかじめ資料をダウンロードし予習(約1時間)をするとともに疑問点をリストアップしておくこと。また、授業後は配布テキストを読み返して復習(約3時間)する。
成績評価方法 Performance grading policy
各回の授業内(ガイダンス、まとめの授業などを除く)で小テスト・レポート課題を行う。また、15週目に総括の試験を行ない成績評価の材料とする。
評価割合は小テストは合計10%とし、総括試験は90%とする。ただし、総括試験を受講しなかった学生に対しては小テストの合計を最大60%として評価する。
小テストの解答は基本的に、その次の週の授業内で解説を行う。
また、受講態度に関して最大±10%で加点・減点を行う。
LETUSのフォーラムで有意義な議論を行ったものに対しても加点を行う。


学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
授業で使用するテキストは:LETUSからpdf形式で配布します。

「理工系の基礎 生命科学」、池北 他、丸善出版、2016年、ISBN: 978-4-621-30032-9
「星屑から生まれた世界」、渡辺正 訳,、化学同人、2017年、ISBN: 978-4759819519

授業計画 Class plan
1    生物の進化と現在の生物学
生物科学とは何か,生物はどのように進化してきたか、および、授業の進め方ならびに成績評価についてのガイダンスを行う。
                     
2    細胞         
細胞と細胞内小器官の基本と機能について説明できるようになる
     
3    アミノ酸・糖・脂質1
生体を構成する基本物質について、その構造と機能を説明できるようにする。

4    アミノ酸・糖・脂質2
生体を構成する基本物質について、その構造と機能を説明できるようにする。
          
5    アミノ酸・糖・脂質3
生体を構成する基本物質について、その構造と機能を説明できるようにする。
                       
6    タンパク質の構造と機能
生体反応のもっとも重要な物質であるタンパク質について、アミノ酸配列と構造との関連について習得できる。

7    酵素反応と速度論  
生体触媒としての酵素の意義と一般的性質およびその速度論について説明できるようにする。 
      
8    遺伝の仕組み     
メンデル遺伝、体細胞遺伝などの仕組みを再学習し、分子レベルの遺伝のブリッジとなる知識を習得する。         
  
9    DNA・RNAの仕組み1 (複製)
遺伝子の役割と機能、またDNA複製のメカニズムについて習得する。

10    DNA・RNAの仕組み2(発現)
遺伝子の転写および翻訳のメカニズムについて習得する。
  
11    遺伝子発現制御と遺伝子組み換え  
遺伝子の発現制御と近年飛躍的発展を遂げた、遺伝子組換と遺伝子操作について習得できるようにする。

12    遺伝子組換技術    
遺伝子操作の方法とその理論について説明できるようになる。

13    ウイルス       
ウイルスの性質を学び、その機能を説明できるようにする 

14    本授業に関するまとめと解説   
これまでの授業内容のまとめの解説を行う
   
15    本授業に関する到達度の確認    
本科目内容の達成度、修得度の確認のための総括試験を行う


授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
国内研究機関の研究員(生物系)の勤務実績を活かし生物学について講義する。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業資料はLETUSから配布する。