シラバス情報

科目名称/Course title(Japanese)
コンクリート工学
科目番号/Course number
76CESMM204
科目名称(英語)/Course title(English)
Properties of Concrete
授業名称/Class name
コンクリート工学

教員名
髙橋 駿人、加藤 佳孝
Instructor
Yoshitaka KATO and Hayato TAKAHASHI

開講年度学期
2022年度前期
Year/Semester
First Semester

曜日時限
金曜3限
Class hours
Friday 3rd period.

開講学科/Department
理工学部 土木工学科
外国語のみの科目(使用言語)/Course in only foreign languages (languages)
-

単位/Course credit
2.0単位
授業の主な実施形態/Main class format
ブレンド型授業/Blended format

概要/Description
コンクリートの配合を設計するために必要な基礎知識である構成材料の物理化学的な特性,コンクリートの諸特性について,講義形式(基本的に対面とし,一部非同期のオンラインを活用)で授業を行う.また,小テストと14回目の授業では,各自で到達目標の達成度を確認する.
目的/Objectives
土木構造物の主要な建設材料であるコンクリートの物理化学的な特性と製造についての基礎知識を学習し,要求性能を満足するコンクリートの配合設計ができるようになる事を目的とする.また,配合設計においては倫理観も重要であることから,これに関する技術者倫理についても考える.
到達目標/Outcomes
1.コンクリートを構成する各種材料の物理化学的な特性を説明できる.
2.フレッシュコンクリートの性状や硬化コンクリートの力学的特性および耐久性について説明できる.
3.要求性能を満足する配合を設定するための手順を説明でき,具体的に計算できる.また,示方配合と現場配合の違いを説明でき,実際に現場配合を計算できる.
上記1〜3の内容に関する試験において,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する.

※土木工学科が定める学習・教育目標との関連
上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:
目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
他の関連する学習・教育目標:
目標(D) 土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる. 
履修上の注意/Course notes prerequisites
教科書を毎回持参すること
LETUSの情報を確認すること

アクティブ・ラーニング科目/Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文/Essay
-
小テストの実施/Quiz type test
ディベート・ディスカッション/Debate,Discussion
-
グループワーク/Group work
-
プレゼンテーション/Presentation
-
反転授業/Flipped classroom
その他(自由記述)/Other(Describe)
-

準備学習・復習/Preparation and review
準備学習:LETUSにアップする動画を参照し,必要に応じて講義内容に該当する箇所の教科書に目を通しておくこと.
復習:各回の講義内容を十分に復習し,LETUSで実施する小テストに解答すること.
成績評価方法/Performance grading policy
小テスト(40%) + 期末(60%) により評価する.

フィードバックの方法:模範回答は翌週の講義で解説する
学修成果の評価/Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書/Textbooks,Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N)/Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
MyKiTSのURL(教科書販売サイト)/URL for MyKiTS(textbook sales site)
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
 
・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below.
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料/Reference and other materials
参考書・その他資料の使用有無 (有=Y,無=N)
N
特になし

授業計画/Class plan
1.ガイダンス・建設材料におけるコンクリートの位置づけ
本講義で対象とする内容について理解する.土木工学における技術者倫理を理解する.
コンクリートとは何かを説明できるようになる.
基本的な用語を説明できるようになる.
セメントおよびコンクリートの歴史について説明できるようになる.
コンクリートが主要な建設材料として利用されている理由を説明できるようになる.
2.セメント(1)
セメントの基本的な役割を説明できるようになる.
セメントの製造方法について説明できるようになる.
3.セメント(2)
セメントの水和反応について説明できるようになる.
4.骨材
骨材の分類,区分と物理化学的特性を説明できるようになる.
5.混和材料
各種混和材料(混和材と混和剤)の役割について説明できるようになる.
6.フレッシュコンクリート・施工
フレッシュコンクリートの特性について説明できるようになる.
鉄筋コンクリートの施工(生コン製造,運搬,打込み,締固め,養生等)ついて説明できるようになる.
7.力学的特性
コンクリートの力学的な特性(各種強度,変形,クリープ)について説明できるようになる.
8.耐久性(1)
鉄筋コンクリートの劣化現象について説明できるようになる.
9.耐久性(2)
鉄筋コンクリートの劣化現象について説明できるようになる.
10.配合設計(1)
設計および施工における配合設計の位置づけと,流れを理解する.
11.配合設計(2)
要求性能を満足するための配合設計ができるようになる.
12.配合設計(3)
与えられた条件に基づき配合設計ができるようになる.
13.コンクリート工学の今日的な話題
コンクリート材料に関する今日的なトピックについて理解する.
14.到達目標の達成度の確認(期末)
これまで学習した内容に関する問題を解くことができる.
15. 到達目標の達成度の確認
到達目標の達成度を確認し,自身の現状を把握する. 

教職課程/Teacher-training course
実務経験/Practical experience
国内研究機関の研究員(建設マネジメント系)の勤務実績を活かし,建設プロジェクトにおけるコンクリート工学の位置づけについて講義する.
教育用ソフトウェア/Educational software
-

備考/Remarks
特になし

授業コード
9976293