シラバス情報

科目名称/Course title(Japanese)
材料力学1B
科目番号/Course number
75BASTM202
科目名称(英語)/Course title(English)
Strength of Materials 1B
授業名称/Class name
材料力学1B

教員名
岡田 裕
Instructor
Hiroshi Okada

開講年度学期
2022年度後期
Year/Semester
Fall, 2020

曜日時限
月曜2限
Class hours
Monday, 2nd period

開講学科/Department
理工学部 機械工学科
外国語のみの科目(使用言語)/Course in only foreign languages (languages)
-

単位/Course credit
2.0単位
授業の主な実施形態/Main class format
ハイフレックス型授業/Hybrid-Flexible format

概要/Description
 機械設計において,材料力学計算を誤りモノが壊れると死亡事故に繋がることもある.材料力学の知識を用い,機械技術者は機械構造の強度を保証するための解析を行う.そのために必要な基礎的なことがらを,材料力学IAに続き,材料力学IBで学ぶ。
目的/Objectives
 受講生が、「不静定問題」,「ひずみエネルギ」,「カスチリアーノの定理」,「はりの曲げ問題の応用」,「軸のねじり問題」,「多軸応力問題や降伏条件」に関する基礎的知識と応用できる能力を修得すること.
 この科目は本学科のディプロマポリシー中の「2. 機械工学分野で必要な基礎学力と、その上に立つ専門知識。」を可能にする基礎的能力を身に付けるための科目です。
到達目標/Outcomes
①不静定問題について理解し,はりの曲げ問題で応用できること
②ひずみエネルギについて理解し,カスチリアーノの定理を応用できること
③はりの曲げ問題の応用(重ねいたばね,組み合わせはり等)について理解し,応用できること
④軸のねじり問題について理解し,応用できること
⑤多軸応力問題や降伏条件について理解すること
履修上の注意/Course notes prerequisites
講義に出席するだけでなく,自習のなかで教科書の例題と演習問題を徹底的に学習し,解くこと.また,材料力学IBの内容を理解するためには,材料力学IAの内容を理解しておくことが必要である.

アクティブ・ラーニング科目/Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文/Essay
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小テストの実施/Quiz type test
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ディベート・ディスカッション/Debate,Discussion
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グループワーク/Group work
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プレゼンテーション/Presentation
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反転授業/Flipped classroom
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その他(自由記述)/Other(Describe)
-

準備学習・復習/Preparation and review
毎回の講義で復習と次回へ向けての予習の指示をする。最低でも、それらの指示従い学習をすることが必要である。
特に、教科書の例題や演習問題に関する学習を"絶対に”怠らないこと。勉強すればできる内容です。
成績評価方法/Performance grading policy
中間試験と到達度評価(筆記試験を実施する)をおよそ50%づつの重みとする.
なお,試験では,「不静定問題」,「ひずみエネルギ」,「カスチリアーノの定理」,「はりの曲げ問題の応用」,「軸のねじり問題」,「多軸応力問題や降伏条件」に関する事項を問う.
学修成果の評価/Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書/Textbooks,Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N)/Textbook used(Y for yes, N for no)
適切なものを残し、他は削除してください。
Choose the appropriate ones and delete the others.

Y/N
MyKiTSのURL(教科書販売サイト)/URL for MyKiTS(textbook sales site)
・教科書を使用する場合は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能ですので以下のURLにアクセスしてください。
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
 
・Search and purchase the necessary textbooks from MyKiTS (textbook sales site) with the link below.
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料/Reference and other materials
参考書・その他資料の使用有無 (有=Y,無=N)
適切なものを残し、他は削除してください。
Choose the appropriate ones and delete the others.

Y/N
良書が多数あります。特に指定はしません

授業計画/Class plan
(1) はりの曲げ−不静定問題
(2) はりの曲げ−不静定問題続き+ひずみエネルギについて(Bettiの相反定理へ)
(3) カスチリアーノの定理を用いた不静定問題の解法
(4) カスチリアーノの定理を用いた不静定問題(続き),重ね板ばね、組合せはり
(5) 軸のねじり(基礎式)、軸のねじり(中空丸軸,ねじり弾性エネルギ)
(6) 軸のねじり(基礎式)、軸のねじり(中空丸軸,ねじり弾性エネルギ)
(7) 円筒形コイルばね、ねじりによる塑性変形など
(8) ここまでの内容で中間試験
(9) 多軸応力−応力テンソルの定義、せん断応力の対称性、表面に作用する外力と応力
(10) ひずみの定義、グリーンのひずみテンソル、コーシーのひずみテンソル、工学ひずみ
(11) 一般化されたフックの法則、体積ひずみ、静水圧,平面応力と平面ひずみ
(12) 応力の座標変換、主応力、主せん断応力,モールの応力円,ひずみの座標変換
(13) 応力の座標変換、主応力、主せん断応力,モールの応力円,ひずみの座標変換
(14) 不変量I1、I2、I3,不変量J1、J2、J3
(15) Misesの降伏条件、相当応力,トレスカの降伏条件,円孔縁での応力集中と主応力やミーゼス応力
(16) 到達度評価試験

教職課程/Teacher-training course
実務経験/Practical experience
自動車メーカーでの研究員の経験を活かし講義する
教育用ソフトウェア/Educational software
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備考/Remarks
第一回目の授業時間にオフィスアワーを指定するが,それにかかわらず解らないことはいつでも質問すること.

授業コード
9975133